【ぶらり散歩道】ー熊本篇ー 甲佐町のやな場

【大紀元日本7月21日】熊本県のほぼ中央部に位置する甲佐町(こうさまち)には、鮎料理で有名なやな場があります。やな場の「やな(簗)」とは、川の一部に木や竹で堰(せき)をつくって水の流れを一か所に引き込み、竹で編んだ簀(す)を敷き、そこに落ちてくる魚をとる漁法のこと。万葉歌にも歌われている古代からの漁法です。

甲佐町・上豊(かみどい)のやな場は、1633年に肥後藩主・細川忠利の命により、水田の水調節の場として造られました。その後、代々の藩主がとれたての鮎(あゆ)を楽しみに訪れる場所となり、有名になったそうです。やな場にあるあずま屋では、とれたての鮎料理が楽しめます。

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