【漢方の世界】 漢方の秘めたる不思議な力

【大紀元日本10月19日】2010年、バンクーバーで行われた冬季オリンピック。数々のアスリートが繰り広げた熱戦はいまだ記憶に新しい。それについで行われたのがパラリンピックだ。昨今、障害者が参加するこのスポーツの祭典の関心度が高まっている。

パラリンピックには、病気や怪我・事故などで体の一部の自由を失ったアスリートたちが参加する。例えば、急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん)、俗に言う小児麻痺(ポリオ)による障害者などである。

急性灰白髄炎とは、ポリオウィルスが脊髄の灰白質(細胞体が密集する場所)で炎症を起こし、その結果、脊髄以下の支配部分が麻痺してしまう病気だ。これは残念ながら、有効な治療法はない。というのも、現代医学においてウィルスを撃退する治療薬や治療法は、まだ開発されていないからだ。ただ、予防接種で感染を防ぐのみである。

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