【生活に活きる植物】 28・満作(マンサク)

【大紀元日本2月18日】マンサクは関東以西の山林に自生するマンサク科の落葉低木。1月には黄色の花を咲かせて春の訪れを知らせ、秋には美しく紅葉します。名前の由来は、早春に他の花に先駆けて咲くからとか、いっぱいに咲く花にあやかって豊年満作を祈ることから、などと言われています。花言葉は、「幸福の再来」。庭木、切花用に栽培され、樹皮も利用されます。若葉に先立って、1.5センチほどの細長いひも状で黄色の4枚の花弁が5、6個かたまって付きます。形がユニークなばかりでなく、萼(がく)が4枚、雄しべが4本と4づくめ。花の芳香が強い中国原産のシナノマンサク、葉を日干しにして薬草にする北米原産の秋咲きアメリカマンサクなど多くの園芸種があります。

【学名】Hamamelis japonica

【別名】万作、ねそ、ねそのき、魔女の榛(はしばみ)、金樓梅

【成分】タンニン

【薬用効果】マンサクの葉に含まれるタンニンに、収斂・止血作用があります。一日量は乾燥物10グラムを煎じ、扁桃炎、口内炎などのうがい薬に、湿疹、かぶれには冷湿布します。また、民間薬としては煎じ液が下痢止め、皮膚炎に使用されます。

▶ 続きを読む
関連記事
スマホの長時間使用は、視力低下、聴力障害、心血管リスク、姿勢異常、生殖機能低下、メンタル不調まで関係します。専門家が指摘する6大リスクと減らし方を紹介。
客室乗務員が勧める搭乗前の9つのマナー。髪を洗う理由から服装・香水・裸足NGまで、機内を快適に過ごすための意外なコツを紹介します。
果物や野菜がすぐ傷む原因は、熟成を促すガス「エチレン」。その働きを理解すれば、熟成を早めることも遅らせることも可能です。食材を長持ちさせる保存ガイド。
がんは「どこにできたか」より「どんな遺伝子異常か」で治療が変わる時代へ。がん種横断治療の考え方と代表マーカー、限界点を整理します。
人工甘味料飲料も糖質飲料も、脂肪肝の発症リスクを高める可能性があることがヨーロッパの大規模研究で判明。毎日の飲み物の選択が肝臓の将来を左右します