<赤龍解体記>(9)血の色を見せつけるイベント

重慶市は中国の4大直轄市の1つであり、市のトップである薄煕来は、来年開催予定の中共18大で政治局常務委員に抜擢される有力候補の1人とされ、つねにその剛腕的な政治や突飛な発言により注目され、物議を醸している。

 3月28日、重慶市は巴国文化広場で1万人余りの集会を行い、中共の党員たちは赤一色の旗やスローガンを書いた看板に囲まれ、赤色のシャツを着て、入党した時に述べた宣誓をあらためて読んだり誓ったり、「紅い歌」(革命の歌)を歌ったりした。この赤色の運動は、文化大革命の再来かと懸念されている。

 ■赤色の濫用は末日の証し

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過去一年間、中共政治局常務委員の習近平、李長春、賀国強、周永康および18人の中国人民代表大会副委員長が、走馬灯のように重慶市を視察し、重慶市トップ薄煕来の「唱紅打黒」(革命の歌を歌い、マフィア組織を打撃する)活動を支持した。
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