【ショート・エッセイ】 みかんの花咲く国
【大紀元日本5月3日】童謡「みかんの花咲く丘」に歌われた、のびやかな風景が好きだ。
みかんと言えばコタツの上に置かれた冬の風物詩のようだが、消費者が冬に味わうために、農家は前年から丹精込めてそれを育てている。
農業の経験はないので、そのご苦労は想像するだけなのだが、特に果樹は虫がつきやすく、品質の良いものを収穫するのは非常に難しいということを、以前どこからか耳にしたことがある。つい素人は水や肥料を大量に投与すればよいと思いがちだが、実際の農業ではむしろ逆の扱いをすることも多いという。つまり水や肥料を極力与えないで作物を「いじめる」農法にすると、作物自身が自己防衛力を発揮して糖度が増し、果肉のしっかりした良いものになるのだそうだ。なるほど農とは、人間の教育にも似て、奥が深い。
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