【生活に活きる植物】48・屁糞蔓(ヘクソカズラ)

【大紀元日本12月2日】ヘクソカズラは東アジアに分布し、日本全国の日当たりの良い林、道端に自生しているアカネ科の蔓性多年草。茎は左巻きで他の植物や近くの物に絡み付き、葉とともに特異な臭気がありますが、8月ごろには筒状で中が赤い可憐な白い小花を咲かせます。秋に直径5ミリくらいの光沢のある球状の実をつけ、熟すと黄金色になります。茎葉と実は乾燥させると臭いはなくなるようで、実は鶏屎藤果(けいしとうか)、根茎を薄切りして天日乾燥すれば鶏屎藤という生薬になります。

【学名】Paederia scandens

【別名】灸花(ヤイトバナ)、早乙女花(サオトメバナ)、クソタレバナ

【成分】ヘデロシド、イリドイド化合物、アルブチンなど

【薬用効果】鶏屎藤は腎臓病、下痢に有効で、利尿薬、下痢止めに使用します。1日量は乾燥物10グラムを煎服します。鶏屎藤果は抗菌作用があり、生の果汁は皮膚に潤いをもたせ、しもやけ、ひび、あかぎれなどに効果があります。

▶ 続きを読む
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。