香港で鳥インフルエンザ 1万7千羽を処分

【大紀元日本12月22日】香港当局は20日夜、長沙湾にある卸売市場で死亡したニワトリがH5N1型ウイルスに感染していたことを発表した。当局は市場内にある1万7千羽を殺処分した上、来月12日までこの市場を閉鎖する事にした。また今後3週間、香港全域でニワトリの出荷や輸入を停止し、感染ルートの特定を急ぐことにしている。

香港の食物衛生局の周一岳局長は、今回のウイルスは地元に由来するのか、又は大陸からの感染なのかは不明だが、香港では鳥インフルエンザの感染に対応するレベルを警戒から厳重に引き上げたことを明らかにした。

鳥インフルエンザは鳥類のみが感染するのが一般的だが、1997年に香港で初めて人間が感染する症例が発見された。この時6人が死亡したことで、同感染症への世界的な関心を集めた。

2003年には香港で大規模な鳥インフルエンザの感染が発生した。

 (翻訳編集・余靜)
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