重慶亡命騒ぎの王立軍が「全人代」欠席 「休みを取っている」
【大紀元日本3月3日】先月、米領事館に駆け込んだ重慶市副市長で全国人民代表大会(全人大)代表の王立軍氏は「休みを取って」、5日に開かれる同会議に欠席する。2日、全国政治協商会議のスポークスマン趙啓正氏は記者会見でそう明言した。
趙氏はさらに、王立軍氏は現在「関連部門が調査中で、進展を得ている」と述べた。また、同市トップで渦中の薄煕来書記について「(全人大)開幕の時に会えるかもしれない。彼を取材すればいい」と記者らに語り、薄書記の出席をほのめかした。
今回の発言は、先月9日に新華社が王立軍氏の駆け込み事件をわずか44文字で報じて以来、初めての公的なものだ。会見でスポークスマンは、王立軍事件は「独立した案件」で、今までのメディアの分析報道は「荒唐無稽」だと非難した。同時に、重慶市の経済建設と社会発展の成果を改めて称えた。
関連記事
人口約740万人の香港では、中共ウイルス(新型コロナ)の感染者が急増している。衛生当局によると、2月28日に3万4466人の感染者が新たに確認され、死者は87人。1日の感染者数としては過去最多となった。
改革開放以来、中国でかつていなかった超富裕層が急ピッチに増えた。中国共産党(以下、中共)は一時、彼らを体制に迎え入れ、歴代の最高指導者も彼らの心を和ませる言葉を贈ったり、中共の仲間になったと思い込ませた。しかし、幸せな日々は終わりに向かっているようだ。
カタールの放送局アルジャジーラの独占調査レポートで公開した、密かに海外移住した人の多くは中国共産党の最高意思決定機構「両会」のメンバーであることを明らかにした。
中国当局は現在北京で両会(全国人民代表大会と全国人民政治協商会議)を開催している。当局は過去最高レベルの維穏(社会安定の維持)態勢を整えている。一部のネットユーザーによると、国内の携帯電話の通信速度を4G(第4世代)から2G(第2世代)に変わった。専門家は、中国当局はネット規制のため、意図的に通信速度を低速化したと指摘した。
中国では年一度の政治行事である両会(全国人民代表大会と全国人民政治協商会議)の開催を迎えた。3月3日中国当局の国政諮問機関、全国人民政治協商会議(政協)第13期全国委員会第2回会議が北京で開幕した。中国共産党中央政治局常務委員で、党内序列4位の汪洋・政協主席は同日、2000人以上の政協委員に向けて活動報告し、中国共産党政権は現在「様々なリスクと課題に直面している」と強調した。