直接選挙できない理由は「交通不便」 民主的選挙の日がいつ来るのか
【大紀元日本3月7日】中国では、全国人民代表大会(全人代)の代表を直接選挙で選ぶことができない。その理由について「両会」(全人代と全国政治協商会議)の李肇星スポークスマンは4日記者会見で、「交通不便」としている。同発言はマイクロブログ・微博を中心にインターネットで波紋を広げている。一方、広東省烏坎村では当局と激しく対立した末、党から独立した選挙を行い、中国で初めての「民主的選挙」が実行された。
「最も馬鹿げた言い訳」、ネットで批判の嵐
現行の選挙制度は、県や区といった「地方議会」レベルでは直接選挙が行われ、その上部組織(省、直轄市等)は、下部組織の代表による間接選挙で選ばれる。直接選挙が実施されるなど民主主義的に見えるが、候補者はすべて、政府にあらかじめ指定された人物であり、共産党員以外の独立候補者は一切認められていない。
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改革開放以来、中国でかつていなかった超富裕層が急ピッチに増えた。中国共産党(以下、中共)は一時、彼らを体制に迎え入れ、歴代の最高指導者も彼らの心を和ませる言葉を贈ったり、中共の仲間になったと思い込ませた。しかし、幸せな日々は終わりに向かっているようだ。
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