運命を変えた男

【大紀元日本5月24日】人の運命は、すでに決まっているのだろうか? 生まれ落ちた国や家族、性別など、自分では変えられない要素があるのは確かだ。それでは、生まれた後の運命は果たして変えられるのであろうか。中国・明の時代に実在した学者・袁了凡(えん・りょうぼん)は、自らの努力で運命を変えた経験を書き残している。

袁は、幼いときに父を亡くした。袁が青年になると、彼の母親は彼に、儒学ではなく医学の勉強を薦めた。医者の方が収入が見込めるし、人々を助けることができるからだ。

ある日、袁が慈雲寺へお参りに行くと、道士のような身なりをした老人と出会った。自分のことを孔と名乗るこの老人は言った。「貴方は官界に属しています。来年、試験に合格して朝廷へ行くことができるでしょう。なぜ、勉強をあきらめたのですか?」

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