【味の話】 ちゃんぽん

【大紀元日本9月4日】鎖国時代、日本で唯一の開港地として外来文化を受け入れ、独自の文化を育てた長崎では、料理にも異国の味が漂うと言われます。中でもちゃんぽんは深い関わりのあった中国の影響を受けて日中混合の庶民の味として、名物となっています。

長崎ちゃんぽんの語源については、諸説あります。当初、支那うどんと名付けられていた料理が明治時代の後期頃から「ちゃんぽん」と呼ばれるようになりました。当時、親しい人に出会ったとき、人々は「你吃飯了嗎? (ご飯を食べましたか)」と挨拶していました。その時々の関心事が挨拶になることはよくあります。例えば、梅雨の時期には天気であったり、商売が儲かっているかどうかなど・・・。

当時、華僑や留学生にとっては貧しい時代であり、日々の食事が最大の関心事であったようです。「 ご飯を食べましたか?」と挨拶されて「食べていない」と答えると「では、うちで食べていきなさい」というような会話があったのかもしれません。この挨拶言葉の「吃飯」が長崎人の耳にふれるようになり、「支那うどん」と同義語になり、ついには「ちゃんぽん」になったのではないか。つまり、華僑や留学生の会話のなかに活きた言葉として生まれたものと考えられるのです。

▶ 続きを読む
関連記事
都市の光が星空を覆い、人と宇宙の繋がりが薄れた現代。科学が遠大な宇宙を解き明かす一方で、失われた生命の実感と「天人合一」の古代の叡智を説き、真の夜闇の中で己の起源と精神の故郷を見つめ直す随想
閉ざされたクルーズ船で感染症を防ぐ最も強力な武器とは?ビュッフェの回避や客室の消毒以上に重要なのは、実は「正しい手洗い」だった。ノロウイルスにも有効な石けんと水による20秒の手洗い術など、船旅を快適に楽しむ予防法を専門家が伝授します。
重いギプスで固定する時代は終了?骨折治癒の最前線では、適度な運動による血流増加や、最新の可動式装具を活用した統合的アプローチが主流となっています。冷やす期間の見直しやタンパク質などの栄養ケア、骨粗しょう症のサインとしての警告まで分かりやすく整理しました。
CPAPが使えない睡眠時無呼吸症候群に「舌下神経刺激(気道のペースメーカー)」という選択肢?あご下に埋め込んだ装置が電気パルスで舌を動かし、気道閉塞を防ぐ革新的治療を解説。適用条件や手術の流れ、減量や筋トレを組み合わせた個別の克服法に迫ります。
コーヒーは眠気を覚ますだけではありません。腸内細菌を育む、薬の効き目を変える、鉄の吸収を妨げる。知っておきたいコーヒーの体への影響を、栄養学の専門家がわかりやすく解説します