所持金盗まれ 少年、徒歩で400キロ帰郷の途に 料金所が助けの手

【大紀元日本10月6日】国慶節に合わせた大型連休中の中国では、旅行者や帰郷者でにぎわっている。その中の一人、広東省東莞市で働く15歳の出稼ぎ少年・陳卓仕くんがメディアに取り上げられている。

南方都市報によると、陳くんは、同省梅州市五華県の出身。彼は友達と一緒に400キロ離れた東莞市の靴製造工場で見習いをしていた。先月25日、中秋節に家族と過ごすために帰郷の途に着いた。

しかし、まもなくして陳くんは盗難に遭い、荷物も所持金もすべて盗まれた。それでも家に帰りたい15歳の少年は、高速道路に沿って歩きだした。

2日後の27日午後1時頃、広深(広州-深圳)高速道路東莞料金所付近にぐったりした陳くんがいた。彼を発見した料金所職員・黄志輝さんによれば、少年は「2日間何も食べてなくて、脱力状態だった」という。

事情を聞いた黄さんは、陳くんを事務所に連れ休ませた。料金所所長と副所長も駆けつけ、食べ物や飲み物を与えた。その後、黄さんが陳くんの家族と連絡を取り、所長が200元を渡し、バスターミナルまで送った。

少年は無事、家族と中秋節を過ごすことができたという。

(翻訳編集・余靜)
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