【食と健康】 銀杏で作る薬膳

【大紀元日本1月11日】銀杏(ぎんなん)はイチョウの成熟種子で、中国明代の書物『本草綱目』に生薬として記載され、白果(びゃくか)とも言う。甘、苦、渋の味で、平性。小毒があり、肺気を収斂し、咳や喘息を抑え、帯下を止め、遺尿を治す効果がある。現代薬理の研究では、銀杏は咳や喘息の抑制、血管拡張、去痰、血圧降下、抗菌、抗腫瘍、抗アレルギーなどの作用がある。食品として茶わん蒸しの具以外に、さまざまな薬膳に使われる。

 銀杏のお粥

 銀杏10g、棗20g、落花生20g、氷砂糖15g、米50g、水適量をお粥にして毎点xun_皷Hべる。慢性気管支炎、気管支喘息、喉に痰が絡む人に効果がある。

 銀杏烏骨鶏湯

 銀杏10g、蓮の実20g、胡椒3g、烏骨鶏200g、生姜3gを水適量で肉が柔らかくなるまで煮て、肉とスープを食べる。腎気不足の帯下、遺尿、頻尿、尿失禁、遺精、月経不順などに効果ある。

 注意点として、銀杏は弱い毒性があるので、過食すれば、痙攣や意識喪失などの中毒症状が現れる場合がある。生のものは特に中毒を起こしやすい。中毒症状は子供に現れやすく、特に注意すべきである。中毒症状が発生した場合、銀杏の殻を煎じて飲めば解毒できる。

 その他に、銀杏葉(ぎんきょうよう)は抗酸化、血液凝固抑制、血液循環改善、血圧上昇抑制、血糖上昇抑制などの作用があり、肺気不足による咳や喘息以外に、高脂血症、高血圧、冠状動脈硬化、狭心症、脳血管痙攣などに効果があり、脳機能障害、記憶力低下、認知障害などの改善にも効果が期待できる。使用方法としては、乾燥した銀杏葉を1日量として10gを1ℓの水で10分煮出し、レモンやハチミツを入れて、お茶の代わりに飲む。ヨーロッパでは、古くから血圧安定や美容効果の高い健康茶として親しまれている。

 

(雪珍)

 

 

 

 

関連記事
白衣を身にまとい、蓮の台座にたたずみ、柳の枝を片手に、純水の入った壺をもう片方の手にする観音菩薩は、慈母観音としても知られます。
WHOは、5月27日に開催される世界保健総会に先立ち、パンデミック条約の一部条項を緩和したが、アメリカの批評家たちは、これらの変更が政策に対する懸念を十分に解決していないと指摘している。
全ての中国人は黄帝に遡ると言われています。黄帝は、のちに中国となった土地を最初に治めました。紀元前2697年から統治し、黄河の原野に住む民族を1つの政府のもとに統合しました。
人類社会の暁、神仙が地上をよく訪れていた頃、一人の若い女性が巨人の足跡を踏んでみました。この神秘的な出逢いから、女性は身ごもり、実に稀な男の子を生みました。
腋臭症は病気ではありませんが、脇から異臭が発生することは非常に恥ずかしいです。そのため、台湾の専門医が大紀元の読者に対して予防と治療方法を提案しています。