【伝統を受け継ぐ】パイプオルガン造り「マイスター」

【大紀元日本6月3日】しばらくぶりのベルリンは、イースター間近だというのに雪だった。イースターの間も降り続き、春はまだまだという雰囲気だったが、庭のクロッカスが雪の間から顔をだし、「もうすぐですよ」と春の到来を告げていた。

ベルリンには、ヨーロッパ各地のパイプオルガンのみならず、日本の愛知芸術文化センター、石川県立音楽堂、NHKホールなど、多くのコンサートホールや教会のパイプオルガン建造や調律を手掛けたマイスターがいる。10年ぶりに旧交を温め、本稿のために話を聞こうと連絡してみた。「実はひざを痛めてね。今はオルガン造りはやってないんだ。でも、オルガンの話なら、よろこんでするよ」という返事で、ベルリン南部の閑静な住宅地にあるご自宅を訪ねた。

ドイツ屈指のパイプオルガン製作所、カール・シュケ社の若きマイスターだったフランク・ロッソ―さんは、28歳の若さでマイスター試験に合格して数々のパイプオルガン建造に携わった。

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