【伝統を受け継ぐ】パイプオルガン造り「マイスター」

【大紀元日本6月3日】しばらくぶりのベルリンは、イースター間近だというのに雪だった。イースターの間も降り続き、春はまだまだという雰囲気だったが、庭のクロッカスが雪の間から顔をだし、「もうすぐですよ」と春の到来を告げていた。

ベルリンには、ヨーロッパ各地のパイプオルガンのみならず、日本の愛知芸術文化センター、石川県立音楽堂、NHKホールなど、多くのコンサートホールや教会のパイプオルガン建造や調律を手掛けたマイスターがいる。10年ぶりに旧交を温め、本稿のために話を聞こうと連絡してみた。「実はひざを痛めてね。今はオルガン造りはやってないんだ。でも、オルガンの話なら、よろこんでするよ」という返事で、ベルリン南部の閑静な住宅地にあるご自宅を訪ねた。

ドイツ屈指のパイプオルガン製作所、カール・シュケ社の若きマイスターだったフランク・ロッソ―さんは、28歳の若さでマイスター試験に合格して数々のパイプオルガン建造に携わった。

▶ 続きを読む
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。