臓器移植に必要な高官のために処刑されたのか 過去のえん罪事件が話題

【大紀元日本10月1日】えん罪の真犯人が名乗り出ても、裁判所はそれを認めようとしない。そんな奇妙な出来事が中国河北省で起きた。9月27日、河北省高級人民法院(高裁)は連続婦女暴行殺人事件で逮捕された王書金被告に死刑判決を言い渡した。起訴状では、自らが真犯人だと自白した1994年の婦女暴行殺人事件について、王被告による犯行とは認められていない。一方、当時警察当局に犯人と断定された聶樹斌はすでに死刑を執行された。この事件について最近、インターネットで「聶元死刑囚は腎臓病を患う共産党高級幹部に臓器移植のため、急いで刑を執行された」との書き込みが投稿され、大きな反響を呼んだ。

判決当日、裁判所の外に集まった聶樹斌元死刑囚の遺族と支援者らは王書金被告への死刑判決に抗議し、死刑が即執行されないよう当局に求めた。王被告が死刑になれば、聶樹斌事件が再審理される望みを絶たれるからだ。

王書金被告は2005年に4人の女性を強姦、殺害した犯人として逮捕された。取り調べでは、1994年8月に河北省石家荘市の郊外で起きた強姦、殺人事件についても自らの犯行だと供述した。現場検証の結果と一致する証言が多いことから、信憑性が高いとされた。しかし、警察当局は事件後の9月、当時21歳の聶樹斌を犯人として逮捕した。1995年4月に銃殺刑が執行された。2007年に行われた一審判決でも裁判所は王被告の犯行を否認した。「間違って犯人にされた方に申し訳ない」と王被告は控訴した。

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