【大紀元日本4月21日】一見、すずらんのような可憐な花を付けたこの植物はツツジ科の常緑低木アセビです。アパートの玄関を出た右手には2メートルにもなった木があり、私は思わず見上げてしまいました。
昔、中国北方の馬が日本に移入されたとき、知らずにこの木の葉を食べたら、その馬は酔ったかのように脚がしびれよろけたことから「馬酔木」という名前が付いたといいます。
枝葉に「アセボチン」など有毒成分を含み、葉は煎じて殺虫剤として利用します。
日本原産で各地に自生する植物で、『万葉集』にも登場します。
奈良公園の鹿もこの葉は食べないので、「馬酔木」が多く繁茂しているそうです。
(撮影=バンクーバー・はのち 2014年4月2日)
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