中国、景気対策で債務急増 高まるバブル崩壊懸念

【大紀元日本11月20日】経済下押し圧力が高まり、景気減速が続く状況下で、中国政府は再び、これまでの景気刺激策を踏襲し、需要を上回る投資によって景気テコ入れ策を強化している。それによって、地方政府の債務負担はさらに悪化、過剰融資がバブル崩壊を引き起こす懸念が一段と広まっている。

中国国家発展改革委員会(以下発改委)は先月16日から今月5日までの21日間、鉄道16線と空港5などを含む21件のインフラ整備計画を認定した。総投資額は合計で約7千億元(約13.5兆円)に達する。

中国大手証券会社、申銀万国証券研究所の上級研究員・郭磊氏は、発改委の動きから、中国当局がいわゆる「安定成長」を図ろうとする狙いが鮮明になったと述べた。民生証券研究所の副院長兼首席研究員の管清友氏は、不動産投資が長期的に弱気相場となっており、供給過剰問題が解決されず、製造業の内部投資動力も不足、経済の安定はやむをえなく、依然として大規模な投資とインフラ建設に依存していると指摘した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の10月の大型連休で、各地で数時間の充電待ちが発生し、最長7時間待った例も。充電器の増設が進む一方、需要の集中や設備投資の偏り、業界の過当競争など構造的な問題が浮上
中国経済は「日本化」に向かうのか、それとも「ソ連化」に向かうのか。近年、両説にはそれぞれ支持者がいたが、今、新たに第3の可能性として「ソ連式日本化」が浮上している
中国の2026年第3四半期GDP成長率は4.4%と予測され、年間目標の下限を下回る見通しだ。半導体やAIが伸びる一方、内需や不動産は低迷。IMFは資本配分の偏りが生産性の伸びを抑えていると指摘
中国共産党の機関紙が10日連続で中国経済に関する署名記事を掲載した。内需や消費の弱さを認める一方、分析では「9・29」景気刺激策の効果は限定的で、短期的な大規模追加策の可能性も低いとの見方が出ている
中国で銀行再編が加速している。2025年には670を超える銀行が閉鎖され、銀行数は4年間で23%減少。不動産不況や低金利、デフレに加え、3兆ドル規模ともされる「隠れ不良債権」が地方銀行の経営を圧迫