中国、景気対策で債務急増 高まるバブル崩壊懸念
【大紀元日本11月20日】経済下押し圧力が高まり、景気減速が続く状況下で、中国政府は再び、これまでの景気刺激策を踏襲し、需要を上回る投資によって景気テコ入れ策を強化している。それによって、地方政府の債務負担はさらに悪化、過剰融資がバブル崩壊を引き起こす懸念が一段と広まっている。
中国国家発展改革委員会(以下発改委)は先月16日から今月5日までの21日間、鉄道16線と空港5などを含む21件のインフラ整備計画を認定した。総投資額は合計で約7千億元(約13.5兆円)に達する。
中国大手証券会社、申銀万国証券研究所の上級研究員・郭磊氏は、発改委の動きから、中国当局がいわゆる「安定成長」を図ろうとする狙いが鮮明になったと述べた。民生証券研究所の副院長兼首席研究員の管清友氏は、不動産投資が長期的に弱気相場となっており、供給過剰問題が解決されず、製造業の内部投資動力も不足、経済の安定はやむをえなく、依然として大規模な投資とインフラ建設に依存していると指摘した。
関連記事
中国個人消費の低迷や企業収益の圧迫が明白。2026年1〜5月、中国の国内消費税収入は前年同期比で減少し、企業所得税の伸びもわずか0.2%にとどまった
外資企業の中国撤退が前年比3割増。規制や不確実性を背景に投資意欲が低下し、生産拠点の海外移転も進む。当局は対策を強化するが、政策と実態の乖離が指摘されている
サムスン電子が中国で家電製品の宣伝に使っていた公式WeChatアカウントが凍結状態となった。外国家電ブランドが近年、中国市場で相次いで後退している
中国経済が不振にあえぐ中、習近平は米国とのハイテク競争に突き進んでいる。英独メディアは、その姿をソ連末期の宇宙競争になぞらえ、経済をさらに圧迫する危うい賭けだと指摘
中共は外資誘致に向けた新措置を打ち出したが、対中直接投資の減少は続いている。4月に公表した「産業チェーン・サプライチェーン安全規定」が外資企業の警戒感を強め、撤退を加速させているという