【道家故事】 昼には召使い、夜は国王になる金持ち
【大紀元日本12月1日】昔、周国に尹と言う大金持ちがいた。彼の家には何百人もの召使いがおり、彼らは朝から晩まで働き、休みはなかった。その中の一人の年老いた召使いは、毎晩同じ夢を見ていた。夢の中で、老人は自分が国王になり、毎日宮殿で宴会を楽しみ、栄耀栄華を極めていた。
ある日、一人の男はこの召使いが骨身を削って働く様子を見て、憐れに思い慰めた。しかし、この召使いは言った。「人生百年余り、昼と夜が半分ずつを占めている。昼には召使いの仕事で確かにつらいが、夜になると国王になり、この上ない喜びがある。何の不満もないのだ」
一方、尹は裕福だったが、毎日世事に立ちまわり、家事を取り仕切ることに心身疲れ果てていた。夜になるとすぐ眠りに落ち、毎晩夢を見ていた。夢の中で、尹は召使いになり、全ての重労働を彼一人が背負わなければならず、いつも叱られていた。
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