米副大統領:南シナ海の行動で中国を批判 「航行自由の原則に試練」

【大紀元日本5月25日】ジョー•バイデン米副大統領は22日、海軍兵学校の卒業式で演説し、南シナ海における周辺諸国の領有権紛争について、岩礁埋め立てなどを行う中国の行動によって航行自由の原則が大きな試練を受けていると批判した。米海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が23日報じた。

 バイデン氏によると、中国政府は今まで、係争海域で大規模な埋め立てを進めるほか、石油掘削装置の強行設置や滑走路の建設、一方的な防空識別圏の設定、禁漁令の発表など、一連の独断的な行動で地域の緊張を高めた。他の国でも同様の動きがみられるが、規模にはほど遠いものだったという。

 バイデン氏はまた、米政府がいかなる単一国家にも傾かず、紛争の平和的解決を固く支持しているといい、中国の習近平国家主席との会談の際、習主席が地域の平和および安全の維持、国際規範の推進と紛争の回避などにおける米国政府の貢献を認めたと明かした。

 バイデン氏は米政府がアジア太平洋地域のリバランスに外交政策の焦点を置いており、2020年まで、米海軍力の6割がアジア太平洋地域に配備されるとの方針を示し、アジア太平洋地域と米国の平和と繁栄は密接に関連していると語った。

 

(翻訳編集・王君宜)

 

 

 

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