卍の意味
卍は日本語では「まんじ」と読む。由来は漢語の「卍字」または「万字」の音読みで、日本では佛教を象徴する記号としてよく知られ、その歴史は新石器時代以前まで遡ることができる。卍は古来より、佛教の影響が強い国々だけでなく、世界各地の人々に親しまれていた。
古代西洋文化の中の卍
新石器時代のインドでは、すでに卍の模様が生まれ、佛教やヒンドゥー教で頻繁に使われていた。また、ウクライナ国家歴史博物館の陳列品の中に動物の歯に施された彫刻品があるが、歯に彫られた鳥の体に卍の模様が刻まれている。鑑定によれば、この彫刻は1万5千年前のもので、旧石器時代に作られたという。さらに、トロイ遺跡でも卍の模様が発見されており、古代ギリシア人や、青銅器時代に中部ヨーロッパに広がっていたケルト人、アングロ・サクソン人も卍を使用していたとみられる。考古学分野で発見された遺物の数々から、バルト海からバルカン半島の東ヨーロッパに及ぶ広い地域において、卍の模様が古くから人々に親しまれていたことが分かっている。古代ギリシアでは、卍の模様は建築物やタイル、織物など広範囲に使われていた。
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