資金洗浄疑惑 中国工商銀行幹部6人を引き続き勾留=スペイン
スペインのマドリード地方裁判所は20日、マネーロンダリング(資金洗浄)や脱税などの容疑で身柄を拘束されている中国最大の国有銀行、中国工商銀行(ICBC)マドリード支店の元支店長、現支店長を含む幹部6人を引き続き勾留すること、同元支店長ら3人の主要幹部の保釈を許可しないことを決定した。
国税局および欧州警察(ユーロポル)と合同捜査を行ってきたスペインの捜査当局は18日から同支店を家宅捜索し6人を相次ぎ拘束、19日の初公判では全員が出廷した。
同捜査当局などによると、犯罪組織が密輸や脱税、労働搾取で得た違法な資金がICBCを通じて中国に不正送金された疑いが持たれている。欧州警察は今回の案件で資金洗浄された金は4400万ユーロ(約55億円)以上だと発表した。
中国外交部の報道官は18日の記者会見で「スペイン当局に対し、この案件を公正に処理することを望む」と述べた。ICBCは20日「現地支店の責任者が積極的に捜査に協力している」との声明を出した。
BBC中国語ニュースサイトが匿名の金融問題専門家の見解として伝えたところによると、中国国有大手銀行はどの行も法律を順守する意識が薄いため、各国で関連当局に「重要な監視対象」とされている。
昨年7月ごろ、米連邦準備制度理事会(FRB)は中国建設銀行ニューヨーク支店に対して、マネーロンダリング対策に不備があるとして業務改善命令を出した。
(翻訳編集・叶子)
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