インドは、中国企業から購入した中共ウイルス(新型コロナウイルス)の迅速スクリーニング検査キットの精度がわずか5%だとして、約50万個の注文をキャンセルした。
インドの各州政府は以前として、ウイルスの検査が十分に行われていないことを懸念し、インド医学研究評議会((Indian Council of Medical Research、ICMR)に短時間で結果が出るスクリーニングキットの使用を認めるよう求めた。ICMRは、ウイルス抗体を一緒に検出できると主張する2つの中国企業、廣州万孚生物技術(Guangzhou Wondfo Biotech)と珠海麗珠試剤有限公司(Zhuhai Livzon Diagnostics Inc)からキットを輸入した。
中国企業は、このキットは、およそ30分で感染している可能性のある人の血液中の抗体を検出できると宣伝している。
しかし、州政府が陽性と診断された患者にこれらのキットを使用してみたが、ほとんどは陰性と判断され、正確率がわずか5%だということがわかった。
インド政府の関係者は地元メディアに、すべての注文をキャンセルしたと伝えた。前払いではなかったので、「損失はない」とした。
4月28日、インドの中国大使館は声明で、中国の製品に対して偏見を持っているとしてインドの対応を非難した。
中国当局は最近、イメージアップを狙って各国に医療品を大量に輸出する「マスク外交」を展開している。しかし、粗悪品を高値で売りつけることが多発し、ひんしゅくを買っている。
同様の事例は、スペイン、カナダ、オランダ、フィンランド、チェコ、オーストラリア、スロバキア、トルコ、イギリス、米ジョージア州、イリノイ州、ミズーリ州などでも発覚している。
(大紀元日本語ウェブ編集部)
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