【ぶらり散歩道】日本最古の学校 足利学校

2015年(平成27)4月に近世日本の教育遺産群として、足利学校が旧弘道館(水戸市)、咸宜園跡(日田市)、旧閑谷学校(備前市)とともに日本遺産に認定された。足利学校の創建については諸説あるが、1439年(永享11)に上杉憲実が書籍を寄進して、庠主(学長)制度を設けて学校を再興したころとされている。1549年(天文18)にフランシスコ・ザビエルによって「日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学」として世界に紹介されている。

足利学校への交通は、JR両毛線足利駅で下車して徒歩10分、自動車では北関東自動車道ICから約15分で到着する。駐車場は足利学校へは国道293号をはさんで向かい側にある太平記館・無料駐車場が広くて便利で良い。

駐車場を出て293号を横切ると、右手角に足利学校の案内板がある。最初に目にするのは入徳門で、額は1840年(天保11)に掲げられたもの。現在の門は裏門を移築したと言われている。門を潜った右手には受付があり、参観料を払うと「足利学校入学証」(領収証)がいただける。そこから少し先に行った左手には、柔和な表情の大きな孔子像が建っていた。

▶ 続きを読む
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。