中国情報の真相

中国高官の必読する極秘資料「内参」とは

このほど中国メディアが共産党内部の極秘資料「内参」の実態について公開し、その情報の信憑性や正確さなどはいずれも一般メディアが報じる内容をはるかに凌いでいると報じた。国内メディアが内部資料について報じるのは、きわめてまれ。

4月20日、「北京青年報」の内部関係者がSNSを通じて、「内参」報道の仕組みを公開し、毛沢東時代から続く「内参」の特徴について、その種類や、幹部の階級により閲覧できるもの、中国の政治や社会に与える影響などを明かした。

それによると、「内参」には中国当局がネット封鎖している海外メディアの報道も含まれており、内容は指導者層の汚職や法輪功問題など多岐にわたっているという。今回、「内参」についての情報が公開されたことから、党首脳部が江沢民一派のクーデター 計画及び法輪功学習者を対象に行っている臓器狩りといった犯罪行為については十分知っていることが推測される。

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中国の実業家は最近、外国人から「中国はどのメディアが一番正しいか」という質問を投げかけられたが、いまだに答えられないことを、自身のミニブログ・微博に明かした。この発言は、ネットで話題となり、報道のあり方について、有識者を巻き込んで議論に発展した。
中国共産党機関紙の元スタッフが5月9日までに大紀元の取材に応じ、中国政府メディアによる国内情報や世論操作の手段を暴露した。この人物は大紀元に自身の辞職表を公開し、そこには「もう(政府や役人を)賞賛したくない、もう(国民を)脅したくない」といった内容を記していた。
大学生の魏則西さんは、中国最大のネット検索エンジン「百度」の検索結果を信用し、20万元を支払い偽の治療を受けたため、病状の悪化で4月に病死した。この「魏則西事件」が中国各界で様々な議論を巻き起こしている。以下は大紀元ライター川人氏が書いた記事の抄訳である。
米大手総合情報サービス会社、ブルームバーグはある研究を引用しながら、中国政府が世論操作のためにSNSに投稿させている「やらせ書き込み」は、年間で4億8800万件に上ると発表した。