論文作者の1人、董宇紅医学博士。(林沖/大紀元)

法輪功は末期ガン患者に延命効果=米臨床腫瘍学会

米国臨床腫瘍学会ASCO)はこのほど、イリノイ州シカゴ市で開催された年次総会(6月3~7日)において、中国の気功である法輪功を修煉することで末期がん患者が、延命や症状の改善または完治したという研究論文を発表した。論文内容をまとめた要約は、現在同学会の公式ウェブサイトで公表されている。

総会に出席した論文の執筆者の一人、董宇紅(Yuhong-Dong)医学博士によると、調査チームは、2000年~2015年までにインターネット上のウェブ・プラットフォームを通じて、診断書などを含む中国人ガン患者のデータを集め、余命宣告1年以内である152人の末期ガン患者に対して分析・研究を行った。その結果、余命およそ5.1カ月と宣告された患者たちが、法輪功を修煉した後、余命が実質10倍以上(56カ月)延長されたという。そのうちの149人の患者が延命し、論文が発表された後も存命している。また152人のうち、97%の患者が法輪功を修練した後、ガンの症状が消えたという。

董博士によると、研究対象の患者の症状が改善された期間は平均1.3カ月。非常に短い期間で病状が改善したと指摘している。また、どのくらい延命できるかどうかは、修煉の期間の長さが最大の決め手だという。

董博士は、法輪功の修煉はがん治療のためのものではないが、末期ガン患者の延命と症状の減軽に効果があるとことが分かったとしている。

董宇紅博士は、スイスのバーゼルに本社を置く世界製薬大手ノバルティスファーマ社で、抗腫瘍医薬品の研究と開発に携わっている。

ASCOは、世界がん専門医の中で最も権威ある学会で、毎年の総会には日本を含む世界各国から約3万人のがん専門医が集まる。

論文の要約(英語)はこちらのURLで確認できる。 http://meetinglibrary.asco.org/content/161830-176

(記者・林沖/翻訳編集・張哲)

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