この時期のスズメは巣立ちといって巣から離れて、親から飛び方や餌の取り方などを教わっています。この頃のヒナはまだ充分に飛ぶ事が出来ません。
クチバシが黄色いのがヒナです。
スズメに限らず、もしヒナを見つけても 絶対に触らないでください。拾わないでください。親鳥が近くに居て、飛ぶ練習をしているのかもしれません。
ヒナはまだ一人前ではないのです。
鳥によってはヒナに人の臭いが付いただけでヒナを殺してしまう事もあります。
ヒナのエサやりはとても難しく、時間も掛かります。
ミズドリのヒナを人間が触ると、羽の油が落ちて、水をはじく事が出来なくなり低体温になり命とりになります。
もっとも、鳥獣保護法により、野生の鳥を飼うことはもちろん、捕まえることも禁止されています。
スズメが木にとまった時に、ふと見上げたら、こんな姿を見る事が出来るかもしれませんね。
子供にエサを与えた後の 疲れ切った親鳥とちょっと心配そうな子供。 子育てはたいへんですね。
(文・蘭三郎)
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