ダライ・ラマ14世「大転換期を迎えている中国、帰れるなら…」

インドに亡命して今年で57年目となるチベット人の精神的指導者、ダライ・ラマ14世はこのほどドイツメディアの取材に応じ、中国は現在大きな転換期を迎えているとの見方を示した。また、短期滞在でもチベットへの帰郷も希望していることも明かした。ドイツの国際放送ドイチェ・ヴェレが1日、伝えた。

民主主義に接した海外で学ぶ数十万の中国留学生が 中国に大きく影響している

ダライ・ラマ氏はドイツの日刊高級紙「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」の取材を受け、現在、中国は大きな転換期にあるとの見方を示し、このことは海外で学ぶ数十万人の中国人留学生の存在と決して無関係ではないと述べた。彼らが欧州や米国、日本、豪州、インドなどで自由や民主主義を肌で感じていることが、中国の変化に大きく影響しているという。

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