温かい飲み物で暖を取る女性。最新の研究で、ウイルスは高い体温の中では全滅することがわかった。(PourquoiPas/PIXABAY)
風邪対策

温かい体温を保ち、ウイルスに打ち勝つ=米研究

最新の研究によって、ウイルスは比較的低い体温での繁殖を好み、高い体温の中では全滅することがわかった。米イエール大学の研究者は対比実験法で、保温を重視した高い体温の体内では、寒さを好むウィルスを予防・阻止する効果があることを証明した。米イエール・ニュースが11日に伝えた。

報道によると、イエール大学免疫学教授・岩崎明子氏は、ウイルスに感染した患者の呼吸道の細胞を使って、37℃と33℃の異なる温度の下での抗ウイルス物質機能の分泌と細胞の中でのウイルスの複製情況を測定した。

その結果、ウイルスは33℃の温度の下では迅速に繁殖したが、37℃の下ではすぐさま死亡し、繁殖することはなかった。

岩崎教授は数学の方式を使って、温かい体温が急速にウイルス細胞を殺すことができるだけでなく、最大限に体内の酵素の力を強化させて、ウイルスを壊滅・防御することができることを証明した。

  「全て(免疫機能)は37℃で更に理想的になる」「この発見は将来、風邪の予防に新たな選択肢を提供できるだろう」と岩崎教授は話した。

(翻訳編集・山本アキ)

関連記事
中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は20日に来日。待望の2025年神韻世界巡回ツアーが23日に日本の名古屋で開幕する。
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。