王立軍事件の内幕 米政府が王立軍亡命を拒否した理由=米メディア
米情報サイト「ワシントン・フリー・ビーコン」が6日に、2012年2月6日、王立軍事件に関して、亡命を企てた王立軍副市長に対して米国政府が拒否した本当の理由は、王氏の腐敗によるものではないとの評論記事を掲載した。
同報道によると、2012年2月6日、王立軍氏が米総領事館に駆け込んだ際、一部の機密資料と数十万ドルの現金が入っているスーツケースを持っていた。ある米国政府元官員の証言では、王氏は米国側に、中国共産党指導部に関する内部情報と、党と政府に関する内部資料を持っていると告げたものの、総領事館の外交官との面談では資料を提出しなかった。王氏は自分が中国当局に逮捕された場合、その内部資料を切り札にすると提案したという。
しかし、当時の米国務長官のヒラリー・クリントン氏は、米国は腐敗犯罪記録のある中国官僚を保護することができないとの理由に王氏の亡命を許可しなかった。
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