中国軍戦闘機、今年10機墜落 要因は「内部の政治闘争」

中国人民解放軍の軍用機墜落事故は今年10件、死亡者は7人に及ぶ。中国国内外の認識では、あいつぐ戦闘機の墜落原因は飛行機製造会社の技術力不足とされていたが、最近「内部政治闘争が要にある」と指摘する文章がネットで出回り、注目を集めている。

数少ない空軍戦闘機の女性操縦士で、美しい外見から「金のクジャク」ともてはやされていた余旭大尉(30)も11月12日、訓練中に事故で死亡し、同氏が操縦していた戦闘機「殲-10(J-10)」も墜落した。墜落現場を撮影した動画がネットに流れており、映像には、地上に激突した際にできた窪地に、大破した同機の様子が映っている。

米国中国語メディア「多維新聞」(11月22日付)によると、今年1~11月まで中国の陸・海・空三軍では、戦闘機「J-10A」「殲-11B(J-11B)」「殲-15(J-15)」など約10機の軍用機が墜落し、7人のパイロットが事故死した。

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