ずさんな安全管理

橋の欄干は「発泡スチロール」=長春

  最近、中国のネットユーザは、吉林省長春市のある橋の欄干が一部崩れていて、その中身が発泡スチロールだったと暴露した。吉林省の地元メディアが7日、報じた。

同市の市街地から南北に係る「●(石へんに夕)谷大橋」の欄干は、一見、大理石風の飾りが施されているが、何かがぶつかったために露出した中身は、白い発泡スチロールが見える。

長春市内に架かる橋で、むき出しになった損失部分からは、発泡スチロールが(ネット写真)

近隣住民によると、最近、交通事故が橋付近で発生し、車が欄干にぶつかったことで、橋の内部構造が露出したという。

伝えられるところによると、橋は2012年に完成。表面は質の悪いセメントでコーティングされているが、事故で損傷した部分から、細く頼りない鉄線がのぞく。

ネットでは、手抜き工事について批判が相次いだ。これを受けて、吉林省の橋梁を管理する担当部門は、「壊れた部分は装飾部分に過ぎず、衝撃に耐えられなかった。損失部分は大理石製の材料で補てんする」と回答した。

(翻訳編集・佐渡 道世)

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