製造

もはや中国は「安い世界の工場」ではない=調査

世界経済の調査会社IHS Markitの調べによれば、「世界の工場」としての認識は、もはや過去のものとなりつつあるという。米CNBCが31日に伝えた。

IHSの経済専門家ポール・ロビンソン氏によると、2016年に初め、中国が低コストの製造の外注先であると回答した人は50%を下回った。 2012年の同調査では、70%だった。

長年にわたり、グローバル企業は、低労働コストである中国本土に製造業を任せてきた。しかし、中国の民間部門の給与は近年増加しており、コスト意識の高い企業にとって、その魅力は薄れている。

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