人権弁護士大量拘束から2年
子は就学できない 嫌がらせも…苦境を妻が明かす
2015年7月9日から始まった中国当局による人権派弁護士の一斉拘束から間もなく2年。残された家族は、いわれのないうわさの流布や、住居移転を余儀なくされ、さらに子供が就学できなくなるという嫌がらせに遭っている。
残された妻たちは、夫たちの解放に向けて、ネットを通じて最新状況を伝えている。強制連行された王全璋、李和平、江天勇弁護士はいまだに家族との面会も許されず、江天勇弁護士は行方が分からない。
ラジオ・フリー・アジアが29日に公開した、李和平弁護士の妻・王峭岭さんと王全璋弁護士の妻・李文足さんが語る動画によると、李和平弁護士には最近、非公開裁判で3年の禁錮刑が下ったという。これを不当として、彼女たちは別の弁護士に依頼して、夫の無罪釈放に向けて動いていると語っている。
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「政治花瓶(単なる飾り)」と呼ばれる中国の最高立法機関、全国人民代表大会(全人代)。その地方選挙に、北京の人権派弁護士の妻ら14人がこのほど、立候補を表明した。