栄養の専門家がすすめる
お茶の淹れ方と健康効果
お茶は世界で最も親しまれている飲み物の一つ。リラックス効果があるだけでなく、茶葉に含まれるカテキンやカフェイン、テアニン(茶のうま味成分の一つでアミノ酸の一種)が、認知力の向上、血圧の低下、心臓病や糖尿病を予防するという報告があります。健康への効果をアップするには、どのような種類のお茶と淹れ方がよいでしょうか。オーストラリアのニューキャッスル大学で食品科学と分子栄養を研究するエマ・ベケット(Emma Beckett)博士のアドバイスをご紹介しましょう。
1. どのお茶が健康に良い?
紅茶、ウーロン茶、白茶、黄茶、緑茶、黒茶は全て茶樹(チャノキ、学名Camellia sinensis)と呼ばれるツバキ科の植物から採取され、発酵法の違いによって香味が変わります。紅茶は完全発酵、ウーロン茶は半発酵、白茶は弱発酵または不発酵。緑茶と黄茶は不発酵で、黒茶は後発酵です。
関連記事
【大紀元日本8月31日】「料理茶屋○○」という屋号を見た中国人の友人が、いぶかしげにどういう意味かと聞きてきました。 「料理」の「料」とは、「米」を「斗(ます)」で計ることで、転じておしはかるという
【大紀元日本12月11日】冬は、寒の邪気による風邪が多い時期です。普段から温性のお茶を飲み、皮膚と粘膜の血流を良い状態に維持し、寒邪の侵入を防ぎましょう。 紅茶は温性で、体を温める作用があります。生姜
忙しい毎日の中で、お茶を飲みながらほっとするひと時。気分がリフレッシュするのと同時に、記憶力の低下を予防してくれるというのをご存じですか?