香港の中心部・金鐘(アドミラルティ)に立つライオン像(ANTHONY WALLACE/AFP/Getty Images)
返還20周年

習近平国家主席 初の香港訪問へ、経済界は取り締まり強化求める声

7月1日の中国返還20周年にあわせて、習近平中国国家主席が香港を6月29日から7月1日までの日程で訪問する。これに際して、現地の金融界は習近平氏あてのメッセージとして、厳しい金融界の取り締まりをおこなうよう、呼びかけている。また、芸術界からは、習近平氏が掲げる中国伝統文化の重要性を示すならば、いまだに実現していない、中国伝統の復興をテーマに世界を巡回する神韻芸術団の香港公演を実現するよう求める声が上がっている。

独立シンクタンクの冠域商業および経済研究センターの関焯照主任は習近平氏に対して、現在の香港経済の抱える3大問題を解決しなければならないと呼び掛けた。

「1つ目は、香港政府の政策制定能力の低さ。2つ目は、香港の不動産価格の急騰問題。3つ目は経済構造転換が遅いため、労働力の技術不足」とした。また、関主任によると、新しく行政長官に就任する林鄭月娥氏の政権で、最高諮問機関の行政会議メンバーは、まもなく終了する梁振英政権と同じだという。

▶ 続きを読む
関連記事
中東情勢の激化の中で、中共の動きが浮上。電子偵察船が米軍を監視し、イラン支援の可能性も指摘される。情報戦が戦局を左右する中、中共の「隠れた介入」の影響はどこまで広がるのか。
中国共産党の官製メディアは「民間人によるスパイを確保した」とする事例を連日報道。だが発生時期や場所は不明で、不自然な点も多い。専門家は「自作自演の可能性」を指摘し、反スパイ意識の世論形成を狙ったものとみている
4月の中国による米国からのエタン輸入量は80万トンに達する見込みで、過去最高を更新する。この数値は通常の平均水準を60%上回る
毛沢東秘書だった李鋭の日記の帰属を巡り、米裁判所はスタンフォード大学の保管を認めた。娘の寄贈は合法で本人の意思にも合致すると判断し、中国持ち帰りによる公開制限の懸念も考慮された。
中国共産党が古屋圭司衆院議員に制裁を科したが、専門家は効果は乏しいと指摘し、台湾に友好的な議員へのけん制や国内向けの政治的意図に過ぎないとの見方が強い。制裁は逆に「勲章化」する可能性もある。