中国人による中国分析
いろいろあって泣けてくる…でもくじけない!中国ネット小話第7弾
今年6月、フランス共産党総書記ピエール・ローレン氏は、年内に国の共産党は消滅すると自ら「解体」宣言した。ソ連解体で急激に求心力を失い、衰退する世界の共産主義政権国。残されているのは、中国と北朝鮮だけとなった。この2国は、共産主義国の崩壊の歴史を、どうみているのだろうか。
2016年、中国の外国旅行者数は1億人以上に上り、今年はそれを上回る見込み。日本を含む他国の自由主義と民主主義に触れて、それを持ち帰ることができるだろうか。大紀元で人気のネット小話シリーズ第7弾。中国人による中国分析を知る。
【同じ道を歩んでいる】
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毒入り食品を製造してもOK、でも危険だと指摘したら逮捕―。共産党による専制政治体制下の中国では、腐敗や汚職が蔓延し、言論や表現は厳しく統制されている。中国に暮らす人々は、この住みにくい社会を悲哀こもごもに「小話」としてネットにつづっている。
生きにくさ、やるせなさを小話にして表現する中国ネットユーザ。そこには中国人の「生」に対する力強さや、監視社会の網をかいくぐって真実をつかもうとする、探求心が垣間見えることも。
【中国人の一日】朝目覚めるとフィルターを通した空気をちょっと吸って込み、それからフィルターを通した水を一杯飲んで、仕事に行くとフィルターを通した新聞を読む。
「中央宣伝部が削除する情報は、すべて真実だ」。中国国内に住む人々は、裁判や警察でさえ不正がまかり通る堕落した社会を生きている。中国のネットユーザは、創作した小話で、本質的な自由や民主主義的価値のない、現代の中国社会を痛烈に皮肉る。また、彼らには苦境を笑い話に変えられるタフさを備えていると感じさせる内容でもある。
人気シリーズ「中国ネット小話」第5弾。日本に住んでいると、「邪悪さ」「凶悪さ」が何かとは、感じにくいかもしれない。いっぽう、共産党が独裁体制を敷く隣国・中国では、堂々と悪徳な人物が権力を握るため、道義を無視した不正がまかり通る社会環境にある。この地で「正義」「誠実」を見出すことは難しいが、ひとたび真理を見つけたら「決して手放さない」と神に誓って勇気を示す人がいる国でもある。
フランス共産党の歴史に終止符が打たれつつある。フランス共産党総書記ピエール・ローレン氏は6月26日、一年以内にフランス共産党が消滅すると自ら宣言した。共産党は来年の解散を予定し、新たな名称で新党を立ち上げる。フランス共産党は1920年に成立して以来ソ連の援助を受け、かつてフランス最大の野党までのぼりつめた。しかしソ連解体で急激に求心力を失い、衰退の一途をたどった。