若者の半数以上がSNSで不快な経験をしている。( KAZUHIRO NOGI/Getty Image)

既読スルーがトップ SNSでの不快な経験 若者対象 消費者庁調査

「どうして読んでいるのに返信しないの?」相手がメッセージを読んだのに返信しない「既読スルー」は利用者を悩ましているようだ。

消費者庁が27日までにまとめた調査結果によると、若者の半数以上がインターネット交流サイト(SNS)で不快な経験をしていることがわかった。

15~25歳の通信アプリ「LINE」利用者3000人を対象に実施された調査では、およそ7割が、SNSの利用を1日1時間以上と回答。4人に3人がSNSを「好き」「どちらかといえば好き」と答えるなど、生活の一部となっていることがうかがえる。

SNSで不快な経験をしたことがあると回答したのは51.8%に上った。その中でも「既読スルーされた」が全体の31.2%と断トツだった。

その他にも「自分の写真や動画を勝手にアップされた」(12.2%)、「知らない人から急に誘われた」(11.1%)「身に覚えのない請求が来た」(6.2%)、「ネットストーカーに遭った」(2.3%)など、犯罪被害につながりかねない経験をした人も少なくない。

SNSの利用機会が増える夏休みを迎え、同庁は「トラブルにつながる可能性もあるので用心を」と呼び掛けている。

(編集・大道修)

関連記事
現在、フランスで開催中のラグビーワールドカップ。その会場でも、日本人サポーターによる「試合後のゴミ拾い」が、模範的な善行として話題に上っている。
東京都内のマクドナルドの店舗で撮られた「T字型のイス」の写真が、ツイッターなどSNS上で話題になっている。台湾 […]
秋葉剛男国家安全保障局長は8月17日、中国・天津で中国外交担当トップの楊潔篪(ようけつち)共産党政治局員と会談 […]
大阪港湾局が昨年12月に武漢新港管理委員会とパートナーシップ港提携に関する覚書(MOU)を締結した問題をめぐっ […]
岸田文雄首相は4日、ウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談で、同国の要請を踏まえて自衛隊が保有する防弾チョッキやヘルメット等の装備品を提供する方針を伝えた。欧州最大規模の原子力発電所に対する攻撃について「最も強い言葉