2015年12月、自宅で撮影。高智晟弁護士。8月14日ごろから、米国の家族は高弁護士と「連絡が取れない」という。(大紀元資料)
人権弁護士・高智晟

著名な弁護士が行方不明 19大前に抑圧強化か 

今年秋、5年に1度開催する中国共産党の主要会議、党第19回全国代表大会(19大)を前に、当局は人権活動家などへの抑圧を強めている。13日から行方不明になった著名人権派弁護士、高智晟氏(54)は今も消息が分かっていない。

米カリフォルニアに住む同氏の妻によると、数日前から高氏との電話が通じなくなり、近くに住む親族が13日朝、自宅に訪ねたが高氏の姿はなかった。以来、同氏の所在が不明のままである。

大紀元特集・人権弁護士 高智晟

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人権派弁護士として中国で著名な高智晟氏。新著『2017年、起来中国(2017年、中国よ目を覚ませ)』には、同氏が収監されていた政治犯専用施設の実態や監房などについての詳細な記述がみられる。考案者の陳紹基はのちに「双規」の対象となり、自身が設計したこの監房に収容されたという。
不当逮捕から過酷な獄中生活を経て釈放されたものの、未だ自宅軟禁生活を強いられている中国の著名な人権派弁護士、高智晟氏の新書『2017年、起来中国(中国よ、目を覚まして)』には、収監中に出会った武装警官についての記述がある。そこには、中国共産党が洗脳と恐怖によって兵士を操っていることが如実に語られている。
米国は台湾と同盟関係にあるはずだ。しかし、米大統領候補だったヒラリー・クリントン氏は以前、台湾への軍事援助を止めることで中国の所有する米国債1.14兆ドルを帳消しにさせるという、主要メディアの伝えたアイデアに、賛成していたという。暴露された同氏の電子メールで明らかになった。