珍事

「橋の歩みは遅い」?難解な中国観光地の珍訳

数年前から、中国では意味不明な英文の入った案内板が目に付くようになった。外国人観光客を意識して、中国国内の観光地では英語の説明を併記した案内板や標識が増えているが、思わず吹き出してしまうような迷訳が後を絶たない。

中国メディアは5日、安徽省の観光地、阜陽生態園に設置してある案内板の英訳が間違いだらけだと報じた。取材したところ、少なくとも30カ所もの間違いが見つかったという。

例えば、「过桥慢行(橋はゆっくり渡りましょう)」が「The bridge go slow(この橋の歩みは遅い)」と翻訳され、「九和塔简介(九和塔の紹介)」が「Nine and the introduction」と訳されるといった具合。撮影された画像には日本語でも「9や塔紹介」と記されている。塔の名前にある「和」は中国語の並列助詞でもあり、「~や、~と(and)」に置き換えられている。

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 最近、ドイツの美術館に展示されている芸術品のクロスワードに、91才の女性がボールペンで書き込んでしまうという珍事があった。作品は約8万ユーロ(約900万円)。ドイツ警察は女性を注意した。英テレグラフが14日に伝えた。
G20開催を目前に控えた中国の杭州市では、当局による厳戒態勢が日に日に厳しさを増している。現地メディアの最新情報によると、市民はサミット当日、火を使った調理が禁止された。必要な食事は、あらかじめ警察に身分証と住所を登録し、警察から届けられることになっている。杭州市民の間からは、度を越した厳戒態勢を前代未聞の珍事だと揶揄する声も挙がっている。