迫害に屈しない
ユダヤ人の子供たちを救出したポーランドの女性
1940年、外交官として数千人のユダヤ人に「命のビザ」を発給し、彼らを迫害から救出した杉原千畝。ポーランドにも、命の危険を冒しながらユダヤ人の子供たちを救った女性がいる。
ポーランドにドイツ軍が進駐し、ワルシャワにユダヤ人ゲットー(強制居住区)が設置された頃、ポーランド人のイレーナ・センドラーさん(Irena Sendler)は、看護士として働いていた。
彼女はクリスチャンだったが、ユダヤ人が迫害されていることに憤りを感じていた。彼女はユダヤ人救済のための地下組織ジェゴタ(Zegota)に加わり、ユダヤ人の子供たちを救出することに乗りだした。
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