19大前、中国の政局に様々な危機が潜んでいる。(Photo by Michele Tantussi/Getty Images)

19大前最大の危険要素は「暗殺とクーデター」=専門家分析

来月18日、中国国内はもとより世界が注目する第19回共産党全国大会が、北京でいよいよ開催される。中国の政界にまたもや大嵐が吹き荒れるのか、それとも現政権が穏便に開幕を迎えるのか。カナダ在住の時事評論家、文昭氏が分析した。

文昭氏は、当局は19大を滞りなく成功させるために、3方面から「安定確保」を図ってきたと指摘している。

一つ目は、世論の「安定確保」だ。中国当局のインターネット情報事務局は、10月1日からネット上に書き込みを入れる際、全て実名登録義務を課すことを発表した。これにより、中国政府はインターネット上で当局に不都合な書き込みをした人物を、簡単に探し出せるようになり、迅速に「処理」することができる。

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北京がもっとも社会の動きに「敏感」になる、中国共産党全国人民代表大会と中国人民政治協商会(両会)の開催前、1人の武装警察の幹部が逮捕されていた。容疑は、習近平主席の妻・彭麗媛氏に対する暗殺未遂だという。
中国共産党第18回大会後、党内の反腐敗を主導する習近平氏や王岐山氏に対する暗殺未遂の伝聞が度々伝わってくる。北京の情報筋によると、現在習近平氏の護衛態勢は歴代最高指導者の中でも最高レベルだそうだ。
消息筋によると、習近平国家主席は地方や軍部視察の際、過去複数回にわたり暗殺計画が企てられていたため、習主席のボディーガードの人選にあたっては、これまでにない厳しい条件が設けられている上、人選体制も中国共産党の歴史上に異例なものであるという。
先月、習近平政権の反腐敗運動の中心人物である中紀委書記、王岐山氏を狙った暗殺未遂の事件があったと、香港メディアが報じた。これは王氏にとって中紀委書記に就任以来、27回目の暗殺未遂となるという
なぜ自身の後継者とされる人物までやり玉に挙げたのかーー大紀元が入手した情報によると、孫氏は江沢民派が推した後継者だった。現在、江沢民派と熾烈な戦いを繰り広げている習近平氏にとって、孫氏を失脚に追い詰めたことはさらに駒を進めたことになる。
9月3日から3日間にわたり、中国・アモイで開催された新興5カ国(BRICs)首脳会談。その開幕にタイミングを合わせたかのように北朝鮮が3日、核実験を行った。米国在住の政治評論家・陳破空氏は大紀元の取材に対し、北朝鮮の動きの背後にある3つの大国の駆け引きについて論じた。