ベストを尽くすこと
引退する大工 最後の仕事ぶりは…?
いつでも何事に対しても、ベストを尽くす事が肝心です。これにまつわる話をご紹介します。
長年勤めたある大工が引退しようとしていました。雇い主は、辞める前にもう一棟、家を建てて欲しいと彼に依頼しました。
大工は仕方なく仕事を引き受けました。しかし、リタイアすると心に決めてから緊張感がなくなったのか、建築材料を選別する時も、工事を行う時も心ここにあらずとなり、仕事を疎かにしてしまいました。
一ヶ月後、家が完成しました。その時、この家は雇い主から彼に向けた、引退のプレゼントだったことが分かりました。大工は手抜き工事を行った自分を恥じ、心から後悔しました。
(翻訳編集・豊山)
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春秋時代末期(紀元前507年)の著名の工匠・公輸班(公輸が苗字)は魯という国の人で、魯班とも称される。専門家の研究によると、魯班は孔子よりは年下になり、墨子よりは年長になるという。魯班は子供の教育に道理や礼節を重んじ、忍耐強く適切な時機を待って子供に教える。厳しくするべき時は、彼は少しも手を緩めず教育したため、良い結果を収めることができた。