教育
心に響く 古代の賢人の言葉
「イクメン」という言葉がもてはやされ、子育てに積極的な男性が増えています。女性にとっては朗報ですが、子供の忍耐力や道徳心を育てる、真の「イクメン」が増えてほしいと思う昨今。父親が真っすぐな生き様を示し、伝統に基づく人の道を説けば、必ず子供たちの心に響きます。三国時代、魏国の皇帝から全幅の信頼を受け、武将として活躍した王昶(オウチョウ)の言葉をご紹介します。
王昶は、太子の教育係を務め、自らの子や孫の教育にも尽力しました。以下は、彼が息子や若い学者たちに残した言葉です。
第一に、困っている人を助け、年配者を敬い、友人に対しては誠実に接し、噂話は慎むこと。
第二に、成功を手に入れた後は、傲慢になったり、貪欲になったり、快楽にふけったりしないこと。物事がうまく進まなくても、卑屈にならないこと。
第三に、忍耐と謙虚さが重要である。ある植物は成長が速いかもしれないが、長生きしない。松や杉はゆっくり成長するが、それらの寿命は100年以上である。
最後に、批判を受けたら、自分を省みること。もし間違いを犯したら、他人の指摘を受け止め誤りを正すこと。もし自分に全く非がないのなら、失うものはない。いずれにしろ、批判されても、それについて恨みを持ったり、気を悪くしたりしてはならない。
**********
王昶の教えを受けた子孫は繁栄し、国に大きく貢献したと言われています。
(翻訳編集・郭丹丹)
関連記事
人に悪く言われても、怒らず、謙虚に接した翟方進。
相手の敵意を消し、関係を円満にしたこの逸話は、『漢書』に記された2000年前の人間関係の知恵です。
一歩引く勇気が、道を開きます。
東京の春を切り取った18枚の静止画を通して、春の希望と喜び、そして前向きに生きる活力を感じて頂けたら幸いです。
ローゼルは抗酸化成分が豊富で、血圧・血糖・脂質を下げ、がんやアルツハイマーの予防にも効果が期待されます。美容やダイエットにも有効で、薬食同源の代表食材として注目されています。
「血管の老化」が心筋梗塞や脳卒中を招く⁉ でも安心。ブロッコリーやリンゴなどの“若返り食材”と、1日3分の簡単運動で血管年齢は変えられる!
かつて菜食主義を信じていた有名シェフが、自然と命の循環を見つめ直し、再生農業の道へ。すべての命が関わる「ほんものの食」とは何か──その答えがここにあります。