中国人民元 国際決済通貨ランク6位に、国際化が停滞(Getty Images)

中国人民元 国際決済通貨ランク6位に後退、国際化は足踏み

ベルギー調査会社の国際銀行間通信協会(SWIFT)が発表した最新調査報告によると、貿易や対外投資の決済に使われる通貨として、9月中国人民元の世界全体の決済に占めるシェアは1.85%で、国際決済通貨としてのランクは6位に後退した。8月のシェアは1.94%で、5位だった。専門家は、人民元国際化計画の停滞原因は、中国当局の資本流出規制にあるとの見方を示した。

人民元は、国際化が進まないため、ユーロや英ポンドと比べて国際決済通貨としての使用頻度は依然として低い。「人民元がドルやユーロのような国際主要通貨になるまで、まだ数年かかる」とSWIFTが指摘した。

人民元は2015年8月に、国際決済通貨のランクで日本円を抜いて、世界4位に躍進した。しかし、対ドルでの人民元の急落に伴い、そのランク順位も落ち込んだ。

▶ 続きを読む
関連記事
6歳の女児が、実験的な遺伝子編集治療を受けた後に死亡した。中国ではこうした試験を実施するための基準が異常なほど低く、研究型病院の承認さえ得れば、研究者はこのような議論を呼ぶ臨床試験を進めることができる。
英誌「ネイチャー」に掲載された中国名門大の論文2本が撤回。研究チームの原データ改ざん疑惑が浮上し、大学幹部の更迭にも発展している。
高級ブランド大手エルメスのアクセル・デュマ執行会長は、消費動向を判断する指標として豚肉価格に注目していると明らかにした。豚の生体価格は約10年ぶりの低水準に落ち込み、養豚企業の赤字も拡大している
中国系カナダ人の女性はNATOでの実習中にスパイ活動を行った疑いで逮捕された。中共が海外人材を利用してひそかに情報を収集する手法に、改めて批判が集まっている
リンゴ1個約1万円? 上海に登場した「リンゴ専門店」同じ品種はネットなら数百円で買えるのに1万円。一方で、狙いは価格ではなく「話題性」だという見方も