(Photo by Feng Li/Getty Images)
大紀元コラム

習近平氏、虚を捨て実を取りパワーゲームに勝つ

中国共産党大会が閉会した翌25日、「最高指導部」となる7人の常務委員が登壇した。進退をめぐってメディアの焦点となった王岐山氏の姿はなく、新人の顔ぶれが目立った。15億人もの「人民」を統治する指導部人事には、各派閥の利害関係が反映する。胡錦濤氏や江沢民氏に近い人物も選ばれたため、習近平氏は党内融合を優先したと言える。

10月25日、中国共産党の新指導部の顔ぶれが明らかになった。習近平氏の忠実な「同盟」王岐山氏が退任し、習氏と敵対派閥・江沢民派の韓正氏がメンバー入りした。背景には、習近平・江沢民両派閥の熾烈な争いがあったとみられる。

いっぽうで、各派閥の利益を考量し江沢民派に妥協したとさえ言われている今回の人事だが、習氏と胡錦濤氏との関係は良好で、唯一の江沢民派である韓正氏が常務委員の中で序列最下位であることからから、習近平氏に利するとの観測が有力だ。表向きでは譲歩しつつ、実権を握るポストには「習家軍(習近平子飼いの部下)」を配備したため、習近平氏が「虚を捨て実を取る」との策を講じたと評することができる。

▶ 続きを読む
関連記事
過去25年で、中国共産党は資金、人事、投票工作を通じて国連への浸透を進め、その影響力を大きく広げてきた。アメリカが最大の資金拠出国であり続ける一方で、国連は次第に北京の利益に沿う方向へ傾きつつある
ホルムズ海峡はかつてイランの「切り札」だったが、今や最大の弱点に。輸出の大半を依存する構造が裏目に出て、封鎖は自国経済を直撃。米国の増産で抑止力は低下し、ホルムズ依存の力学は逆転しつつある
過度な除菌社会に警鐘を鳴らす。免疫システムを「筋肉」のように泥や細菌で鍛えるべきだと説き、自身の体験を交えながら、無菌化しすぎた現代社会に真の健康の在り方を問いかける
貿易は我々を豊かにするが、他国に依存しすぎると逆効果を招く可能性がある
現代のドローン脅威に対し、高額なミサイルで応戦する「コストの非対称性」を指摘。解決策として、安価な新型無人機や、イタリアの技術による低コストで高性能な「ハイテク火砲」の再評価と導入を提言する解説記事