アップル、中国で国有企業にクラウド移管 ネットユーザ「政府へのバックドア」
米アップルは9日、2月28日から「iCloud(アイクラウド)」データを中国の提携先で国有企業「雲上貴州」に移管すると発表した。中国で収集した顧客データの国内保存を義務付ける中国法律への対応としている。
中国政府は昨年6月にインターネット安全法を施行した。同法律によると、中国で収集したデータは中国で保存すること、海外に持ち出す際には当局による審査を受けることや、安全当局に技術協力などを提供することが義務付けられた。
アップルが中国初となるデータセンターの開設を発表したのは昨年7月。具体的な移管先を明らかにした今回の声明では、「強固なセキュリティを持ち、当社のいかなるシステムにもバックドアを設けない」と強調した。
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