フィギュアスケート男子 羽生結弦が金 66年ぶり連覇の偉業 宇野昌磨は銀
平昌五輪8日目の17日、フィギュアスケート男子フリープログラムが17日、江陵アイスアリーナで行われた。羽生結弦(23、ANA)は317.85点をマークし2位以下を圧倒。フィギュアスケート男子では66年ぶり五輪連覇という偉業を達成した。五輪初デビューの宇野昌磨も銀メダルを獲得。冬季五輪同種目で日本人が同じ表彰台に立ったのは初めて。
オリンピック公式ツイッターも羽生の成績に注目し、「素晴らしいフリーの演技」「フィギュアスケート男子をリードしている」と賛美を送った。
#YuzuruHanyu of #JPN defends his Olympic crown with #Gold in Men’s #FigureSkating at #PyeongChang2018! He is the first to win back-to-back gold since Dick Button did so in 1948 and 1952. @ISU_Figure
More here: https://t.co/IEOMAVKRqt pic.twitter.com/fNScSXG9C3
— Olympic Channel (@olympicchannel) February 17, 2018
「リベンジしたい気持ちが強い」ー前日のショートプログラム(SP)では111.68点と、自己の持つ世界最高得点(111.72点)に迫る記録を打ち出した羽生。しかし、改めるべきは過去の自分の失敗と、自己研鑽を強調した。SP後の会見で、4年前のソチ五輪では転倒を許したことを悔いており、「いまは元五輪チャンピオン。自分にとっては(ソチ五輪の)フリーのミスが4年間頑張って強くなった一つの原因だと思っている」と述べていた。
ノーミスの演技でSP3位につけた宇野昌磨(20、トヨタ自動車)は 、初デビューとなる五輪で合計306.90をマークし、銀メダルという華々しい記録を飾った。銅メダルはハビエル・フェルナンデス。3回目のオリンピックにして初メダルを獲得した。
オリンピック組織委員会によると、この羽生、宇野、ハビエルが獲得した各色メダルが、五輪史上の記録でそれぞれ1000個目のメダルとなったという。
This is the 1000th medal event in #WinterOlympics history!Congratulations to the athletes! #JPN #ESP #Olympics pic.twitter.com/1NckYPWJYR
— Olympics (@Olympics) February 17, 2018
田中刑事(23、倉敷芸術科学大大学院)は冒頭の4回転サルコーを決め164.78点を獲得、合計244.83点で18位。
4大陸選手権覇者で GPロシア杯優勝者のネイサン・チェン(18、米国)はSPでは痛恨のミスを連続し17位。しかし、フリーでは4回転を5度成功させ215.08点をマーク、合計297.35点で巻き返した。
(文・甲斐天海)