ある才女に起きた命の奇跡
中国東北師範大学の教師だった王暉蓮さんは、修士号を取得後、同大の教員になりました。博士課程への進学を計画するなど、将来に夢を膨らませるばかり。誰もが羨む順風満帆な人生を歩んでいた彼女でしたが、ある日、夢はばたりと閉ざされてしまいました。
1997年、博士号の入学試験のため北京に出発しようとした10日ほど前、突然体の変調を感じました。その時、彼女はただの熱だと思ったので、気にも止めなかったのです。
直後、膝が痛み始め、そしてだんだん痛みが足まで広がり、壁伝いに歩くのも困難なほど病は悪化しました。特に、階段を上るのは大変でした。病院へ検査に行ったら、病状が深刻で即入院を言い渡されました。
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