春間近! 今年行ってみたい注目の桜絶景スポットランキング
寒も緩み、だんだんと春の到来を感じられるようになってきました。気象協会の発表によると桜の開花も平年並かそれより少し早くなる模様です。最近では「日本の桜」目当てで訪日する外国人観光客も増えています。
そんな中、旅行情報誌『じゃらん』が今年行ってみたい注目の“桜絶景スポット”ランキングのベスト5を発表しました。
5位 大井川鐵道 家山(いえやま)桜トンネル【静岡県】
【見頃】3月下旬~4月上旬 【桜の本数】約530本
SL運行で知られる大井川鐵道の桜名所は、線路脇に約280本、樹齢80年の見事な枝ぶりのソメイヨシノがある家山駅付近。桜の時期には家山駅行きの臨時列車が増便されるのでアクセスも便利。また、家山駅近隣にも桜名所が点在し、徒歩10分の場所には枝垂れ桜が約60本、寒緋桜(カンヒザクラ)が約200本咲き誇る野守(のもり)の池などがある。あわせて楽しむなら早めの便で出かけるのがおすすめ。
4位 高遠(たかとお)城址公園【長野県】
【見頃】4月上旬~中旬 【桜の本数】約1,500本
【ライトアップ】4月6日~散り終わり(日没~22時頃)一歩足を踏み入れると、360度どこを見渡しても桜。高遠の桜が唯一無二の美しさを誇る理由のひとつは、高遠小彼岸桜(タカトオコヒガンザクラ)という固有種。小ぶりだが花の色が濃く、枝が見えなくなるほど満ちあふれんばかりに花を付ける。どこから見ても桜が密集して見応えがあるが、やはり人気は桜雲橋。夜になると、橋の手前にプロジェクションマッピングが投影され、また違う美しさを見せる。
3位 MIHO MUSEUM【滋賀県】
【見頃】4月中旬 【桜の本数】300本
レセプション棟から桜並木を越えた先にある銀色に輝くトンネル。ステンレスの内壁が外の光を映しこむ。4月中旬には、約80本の枝垂れ桜が見頃となり、トンネルが淡いピンク色に染まる。まるで一枚の絵のような幻想的な美しさ。トンネルの入口は東に向いているので、ピンクに染まるトンネルに出会うには午前中がおすすめ。
2位 吉野山【奈良県】
【見頃】4月上旬~4月下旬 【桜の本数】約30,000本
辺り一面を薄紅に染める圧巻の桜本数。下千本から上千本へと順に咲きながら、山全体が春色に染まる様子はまるで絵巻物のような美しさ。上千本周辺の桜を中千本から見上げれば、まるで流れる滝のよう。その壮麗さから「滝桜」とも呼ばれる美景は必見。ロープウェイから望む七曲りの桜や、花矢倉展望台からの見渡す全山の眺望も素晴らしい。
1位 弘前(ひろさき)公園【青森県】
【見頃】4月下旬~5月上旬 【桜の本数】約2,600本
弘前城址約49万2,000㎡の公園に咲く桜は、リンゴの栽培方法を生かして手入れをしており日本一の桜スポットとも称されている。桜の絨毯のような外濠の花筏(はないかだ)はまさに桜絶景。さらに、二の丸に現存する日本最古のソメイヨシノは1882年に植栽され、樹高は約9m、幹回りは約4. 1mとこちらも見応えあり。
その他にも『じゃらん』では編集部オススメの穴場スポットも紹介しています。
上野恩賜(おんし)公園【東京都】
【見頃】3月下旬~4月20日頃
都市部にある公園には珍しく、桜の種類が豊富で、お花見の期間が長いことも魅力。動物園内では、話題のパンダ舎のそばにも桜があり、桜×パンダを同時に楽しめる。
国宝犬山城【愛知県】
【見頃】3月下旬~4月上旬
花も団子も両方楽しみたい人にピッタリの“食べ歩き桜”スポット。写真映えするかわいいスイーツも登場。
一庫(ひとくら)ダム【兵庫県】
【見頃】4月上旬~中旬
桜の見頃時期(例年4月1~2週目)の土日は普段立ち入り禁止の左岸を一般開放。全国でも珍しいダムのクロス放流が行われ、桜とともに眺めることができる。4月上旬限定の絶景穴場スポット。
真竹谷(またけだに)広場【長崎県】
【見頃】4月上旬
山に囲まれた公園の奥には「紅しだれ」「八重紅しだれ」などが60本集まる「長崎県一の枝垂れ桜群」を観ることができる隠れたお花見スポット。
あと2週間もすればあちこちで開花の声がきこえるようになりそうです。待ち遠しいですね。
(大道修)