中共モデルとの違い鮮明に

台湾と断交したアフリカ・マラウイのその後

近年、「一つの中国」を認めない台湾の蔡英文政権に中国当局は圧力を強めている。台湾を国際社会で孤立させるために、友好国を相次ぎ断交に追い込んだ。蔡英文政権が2016年5月に発足して以降、台湾と外交関係を解消したのは、アフリカのサントメ・プリンシペ、中米パナマとカリブ海のドミニカ共和国の3カ国だ。

一方、台湾との断交を後悔する国もある。アフリカ南東の内陸にあるマラウイ共和国は2007年に中国と外交関係を結び、台湾との41年間に及ぶ外交関係を中止した。マラウイの面積は台湾の約3倍、人口1700万人。アフリカの中でも最貧国の一つに数えられる。中国は同国GDPの4分の3に当たる60億ドルの投資を約束し、翻意させた。

断交した9年後の2016年、台湾メディア・轉角國際はマラウイの現状をレポートした。それによると、2009~12年の間、中国は同国で30を超える援助プロジェクトを実施した。中興通訊(ZTE)、華為(ファーウェイ)は全国を覆う3G通信網を建設した。

▶ 続きを読む
関連記事
科学者は、ある実験をするために5匹のサルをケージに入れ、ケージの真ん中の上方に一房のバナナをぶら下げました。ケージには、サルがバナナを取るたびに水が吹き出し、サルたちがびしょ濡れになる自動装置を取り付けました。
「近朱者赤 近墨者黑」。これは孟子の言葉で、出典の『孟子』は戦国時代の中国の儒学者である孟子(もうし、紀元前372年~紀元前289年)の言行をまとめた本です。「朱に交われば赤く
輪廻転生があるとしたら、魂はどのタイミングで赤ちゃんの身体に入るのでしょうか?世の中には、生まれる直前の記憶を持つ人たちがいます。彼らによれば、赤ちゃんは、自ら自分の母親と身体を選んで生まれてくるそうです。皆さんは信じますか?
ネイル商品を展開するJUMII TOKYOが行った調査によると、ぱっと見ステキだと思って近づいた女性に対し、「幻滅したことがある」という回答が、82.4%にのぼることがわかった。
「戦わずして相手を屈服させる」ー中国古代の兵法書大作・孫子に記された戦の理だ。核・ミサイル開発を止めず、国営メディアでは物々しい言葉で日本や米国を威嚇する北朝鮮に対し、トランプ大統領は強硬さと温和を持ち合わせた対応を取っている。大統領の元首席戦略官スティーブン・バノン氏の愛読書とされる孫子は、大統領も参考にしているかもしれない。
「中国モルディブ友好の橋」が間もなく完成する。インド洋に浮かぶ群島国モルディブ首都マリと、国際空港のある島を結ぶ7キロメートルの橋のことだ。名前は2014年9月、習近平国家主席が同国を訪れたとき、親中派アブドラ・ヤミーン大統領の提案で決まったという。
チリ政府は2月28日、6.5億米ドルを投じて、中国企業・ファーウェイ(華為技術・HUAWEI)に共同委託している2万キロ以上もの光ファイバー通信網プロジェクトの着工を正式に発表した。この通信網が敷かれるチリ南部は、南極へのハブ港もあり、英米の科学研究所や軍事施設も点在する。専門家は、中国資本のインフラ構築は、ラテンアメリカのみならず米国の安全保障と戦略的利益を脅かす恐れがあると指摘している。
アフリカに進出を拡大する中国当局は3月中旬、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS、加盟国15カ国)との間で、同共同体に対して3160万ドル(約33億4960万円)規模の資金援助を行う覚書を交わした。資金は、ナイジェリア首都アブジャでECOWAS新本部建設に充てられる。